2016年10月19日水曜日

マキブオン 煽りは本当に「してはいけない」事なのか



今日は何か、書きながら結論を考えられることを書こうかと…結論は出るんでしょうか


前に「シャゲダンはシステム上できる事なんだからやって何が悪いの」みたいな事を書いて袋叩きにされてた人いますけど、まぁ言わんとしている事はわからなくもない

たとえばシャッフル
さびれたゲーセンなんかに行くと、「パラリンピックか?」と突っ込みたくなる動きの、曹長と少尉を無限ループしてる人って案外いるんですけど、そういう人たちとヅダで4回自爆する愉快犯の間には事実上ほとんど差がない、組んだらほぼ間違いなく負けるから
パラリンピックの人たちはまぁ真面目にやってるんでしょうけど、組まされた方はたまったもんじゃないでしょうね
顔を真っ赤にしながら身体を仰け反らせて意味のないブーストを吹かして、オバヒまで当たりもしないビームを発射する彼らには1ミリも悪意などないように見える
しかし組まされた方は激怒している、 悪意が存在しない場から1つの悪意が生まれる

パラリンピックと組まされて、キレて連コして次の試合でパラリンピックが対面に来たらシャゲダンする人はそこそこいるでしょう、銅プレの分際で煽ってんじゃねえよってのは、まあ置いときます
でもその行為が全く理解できないと言う人はほとんどいないんじゃないでしょうか
煽り行為を正当化するわけではないですが、程度の違いこそあれこういう事は毎日何千件と起こっているでしょう

かといって「ムカつくしシャゲダンするのも仕方ないよね、ほどほどにシャゲダンしていこうね」と言うのもなんだか違う気がする、いや別にそれでもいいんですけどね?なんででしょう
「自分がされて嫌なことは人にしてはいけない」からでしょうか、近いようには思えますが、どうもしっくりこない
そもそも対戦ゲームって、相手の嫌がることをすることで勝つのが目的のゲームなんで、道徳の教科書みたいなのと相性が悪いんでしょうね


しかし、何事にもいえることですが人間相手に勝つということは並大抵のことではない
トビアも「相手も人間、こっちも人間、チャンスはあるはず!」と言ってますが、この言葉は裏返して考えてみると「人間を相手にした勝負は常に負ける可能性が存在する」ということです
オンラインになって色々な人を相手にするようになって、それを如実に感じます

最近マスター1択でやっと少佐星5に上がりました、1700戦ほどかかってしまいましたが
ツイッターで大量にいる美少女アイコンの人たちが稼動終了までやり続けても到達できない地点であることを感じると同時に、やればやるほど有名コテの立っている場所は、自分には到達できない地点だろうなということを強く感じます 多分このペースでずっとやってれば金プレにはなるでしょうけど、どっかで飽きるでしょう
少佐になるまでは7割あった勝率が、銀プレになってからは6割あるかないかです
昇格すればするほど向かい風は強くなるでしょうし、どこかで勝率5割になるでしょう
それでもやり続ければ上がるでしょうけど、金プレ帯に来たら多分5割割るんじゃないでしょうか
オンラインになって、自分より強いヤツは山ほどいるんだということを身をもって実感しています

やればやるほど周りのレベルは上がっていき、いつしか自分より下の相手はいなくなる…

そうすると自分が煽られる側になるわけですね


既に曹長と少尉、大尉と少佐を無限ループしている人は自分の限界に到達して、この状況を味わっている
ツイッターの有名人、ラスカル君なんかもこの辺の状況を今現在味わって、それにひたすら抗い続けているんじゃないかと思います 彼が悪態をつく理由も、まぁよくわかります
…まあお前に理解なんぞされたくないと思ってるでしょうけど
 
でも、ピラミッドの頂点にいる人以外は誰しもこの宿命を背負いながらプレイしている、いつか助かりましたを浴びせられ、煽られて顔は真っ赤になっているけれども攻撃は当てられない…みたいな破滅の日がいつか来る、誰しもがその日のために勝ちを積み重ね、プレートの星を増やしていく

その人にとっての破滅の日とは銅プレになった日かもしれないし、銀プレになった日かもしれないし、金プレになった日かもしれないし、PDFの壇上に上がった日かもしれない
ただ、頂点に立つ一人(一組?)を除いていつかは誰かに敗れ、見下される日が来る
その日が来ることを受け入れている、もっと言えば少佐1が未来の自分の姿だと分かっているのに、彼を煽らずにいられない…



煽ってはいけない気がなんとなくする、というのはこの辺のことに起因しているような気が…
勝負事において頂点に立てるのはたった一人、その一人以外はいつか見下される宿命にある
それなのに煽るというのは客観視してみると不毛でしかない、だけどそれを飲み込んでパラリンピックを隣に置いて「ありがとうございました」と言えるほど大人でもない

その辺のことを抱えながら誰もが筐体を見つめている、へこたれずに…


俺だって今はこうやって書いてますけど、少佐1が黄色ダウンで抜け覚してまた喰らったりしたら真面目にやるのバカらしくなってその時点でわざと死ににいきますからね


世の中、真の意味で「やってはいけない」事というのはないんじゃないかとも思います
殺人とか覚醒剤も、リスクを背負って得るリターンが割に合わないからやんないだけで、完全に合法だったらやる人はある程度いるんじゃないかと思います、オランダと日本だったらマリファナの使用率は段違いでしょうし
…もちろんリスクリターンの話だけじゃないですけど

やった事によって起こることを許容できるのなら、シャゲダンだろうが動画撮ってツイッターに上げようが自由です
特に今回はオンラインだから1000RTされて悪名が広まってもシャフやるだけなら実害ないでしょうし

ただし、画面の向こう側には人間が立っているということを忘れてはならない
シャフで煽ったら店名を控えられていて、ゲーセンの前で待ち伏せされてナイフでメッタ刺しにされて…というシナリオも絶対にないとは言い切れない
そのリスクを容認できるなら誰も何も言わない…わけではないですが少なくとも煽るという行為に対して自分の中に釣り合いは取れることになる
釣り合いが取れたら自分の中では「やっていいこと」にはなる

だけど、煽りは未来のどこかの地点にいる自分を煽る行為であることは間違いないし、同時にものすごく薄い確率だけど、死ぬリスクを背負う貧乏くじかもしれない

煽りは確かに「やってもいい事」だけど、「ゲームをプレイする上でやらなくても成立すること」でもある
なのでそれが分かっているのならやらない方が身のためだ という結論でどうでしょう


…まぁ、わかってても100戦に1回くらいはシャゲダンしちゃうんですけどね


この世で最大の勝利は、自分自身に勝つことである。

-ブルース・リー


0 件のコメント:

コメントを投稿