2015年11月14日土曜日

ガンダムの話 初心者台を見ていて思ったこと





こんにちは 橋本です

最近スポランに行きました、終電が終わってから飲む約束をしていたので、閉店までスポランに居たのですが、ゲームをするより初心者台を見ていたほうが面白かったので30分くらいトレーニングモードをダラダラ回しながら隣を眺めていました

 自分より上手い人はゴマンと居るし、俺は強いと言う気もないですけど、いわゆる初心者台常連と勝負したら100回やって90回くらいは勝てると思います、初心者台で1万戦やっても初心者台を抜けられない万年銅プレと、稼動初期から6割を割ったことがない奴では必ずどこかに差があるわけで、もっと言えば「めっちゃ強い人」と「強い人」の間にも必ず差があって、その差を見極めて自分に還元するには何ができるかという事を初心者台を見ながら考えていました


・ルーティーンに囚われている

ゴールドスモーなんかが分かりやすい例ですけど、ヘタクソなゴールドスモーって寄る素振りを見せただけで100%サブ吐いてきますよね

サブを打つときも相手がサブを吐かせるために寄るフリをしているのかとか、位置的に右側が詰まっているからサブを打とうとか考えていかなきゃいけないわけですけど、多分初心者台の人たちは「近づいてきたらサブを打つ」というルーティーンしか得られていないのでしょう
そして本命の寄りが来たときにはサブがないと…

ゲームに限らず何でもそうだと思いますけど、その行動が何のためにあるのか、その行動のゴールは何かということを考えた結果、寄られているときにサブが当たることが多いというだけであって、寄られてサブを打てば当たるということではないんですね
意味のない所でアメキャン着地して味方と合流するのが遅くなったり、明らかに死に切らない体力で味方が死にそうなのに覚醒技入れたり、その行動を何のためにするのか考えながらやれていないのかなという感じを受けました

・肉体が過度に緊張している

肉体の状態と精神はリンクしており、それは外部からもある程度読み取れる、ということは殆どの人が理解できることかと思います
ハァハァ言ってたら欲情している、みたいなのは漫画とかでよく見ますけど、ああいうことです

初心者台の人は肩と首の筋肉を強張らせて筐体を包むような猫背でプレイしている人が多かったです
あれって一見集中しているように見えますけど、過度な集中は逆にパフォーマンスの妨げになります、あったまっている時ってガンダム以外の事が見えていないので集中しているっちゃしているんですけど、それで勝てるかっていうとだいたい負けます

肩を強張らせて前のめりになっていると肺が縮まって酸素が普段より取り込めないので、脳も普段どおりのパフォーマンスをしてくれません

そういう状態の時はだいたい視野角が狭まっているのでレーダーを見られなかったり、落ち着いていなかったりするのでリバサに格闘振ってカウンター食らったりします
初心者台の人は常にあったまっている時の身体状況でプレイしている、って感じでしょうか

クド厨さんという上手なマスター使いの人がいます
別に彼と知り合いな訳ではないのですが、ちょいちょい見かけるので彼のことをよく覚えています
彼のプレイからは常に余裕が感じられるのですが、やはり肉体を見ていると常にリラックスしているんですよね、笑顔でいる場面も多いです
そういう人はプレイに波がなく、安定して強さを発揮できているのでしょう

だから肉体って案外大事なんですよね、落ち着けている時の状態で筐体に向かうだけで、勝率も変わってくるかもしれません


・一人でなんかブツブツ言っている

これは危ないです
友達と日に当たる場所でキャッチボールとかバーベキューとかしたほうがいいと思います



・初心者台にいる人間の分際で相方に文句を付ける

シャッフルで味方に文句を付けたり、愚痴ったりするのは初代ガンガンから続くガンダムの風物詩ですが、初心者台にもそういう人いるんですね
「何も考えてねえよあいつ」と一人でブツブツ言っている人がいて笑ってしまいました

シャッフルで地雷を引く確率の平均値と出現数(率)は正規分布に近似します。

正規分布では全ての事象が10%以内に収まることは無いので、平均値をM・標準偏差をSDとした時に M-2SD~M+2SD の範囲(全体の95.45%が含まれる)が理論値の-10%~+10%に収まったとすると

N : 試行回数
P : 地雷(理論値)
M : 平均値 = NP
SD: 標準偏差 = √(NP(1-P))

として

 (M-2SD) ~ (M+2SD) が (M*0.9) ~ (M*1.1) に対応するので
N = 400 * (1-1/p)/(1/p) N = 400 * (p-1) となるので
400に確率分母の値から1を引いた数値を掛けるとおおよその試行回数が出ます。

つまり、シャッフルに常に組んだら負け確定の人間がひとり居るのであれば、シャッフルは3人の中から1人をランダムで味方にするゲームといえるので

400 * (3-1) = 400 *2 = 800 となり、およそ800戦で地雷を引く確率が90%水準で収束することになります

ということはどんなに運が悪くても800戦で勝率6割には到達しているはずです

スポランの初心者台は勝率50%未満の人しか入れないので、そこでプレイしているということ自体がどこかで自分が負け確の人間になっているという証明になります

しかし、もし確率すら超越するほど負け確の人を引き続けて初心者台にいるとしたら…
「君、宝くじ買ったほうがいいよ」と教えてあげようかと思いましたが殴られそうなのでやめました

延々連コイン=熱意がある=質の高い行動をしているという訳ではないんですよね
こういうことは物事の土台の話で、植物を育てるのに質の悪い土を使って「何で同じだけ水やってるのに芽が出ないんだよ!」ってキレてるのと同じってことです
同じだけリソースを割くなら、その割き方も重要になってくると思います

あったまっている時って端から見てると滑稽に見えるのですが、多分自分も程度は違えど同じことをしているんでしょうね、気をつけていきたいと思います

人のふり見て我がふり直せ

見すぎた結果、動画勢になったら笑えますね

それではまた

1 件のコメント:

  1. こんにちは、いつも楽しく読ませていただいています。
    私はこの記事で言うところの負け確側の人間です。
    ガンダムもマキシブーストから始めたどころか、人生初めての対戦ゲームがマキシブーストだったので、3000戦やっても持ち機体での勝率が四割強(飽きっぽく他の機体も使うので総合では三割強)という有様です。勿論銅プレです。
    この状況は、ガンガンだの連ザだのから経験を積んだ人たちばかりアーケードにいるから仕方のない事だ、そうした上級者から三回に一回勝てるだけでもいいじゃないかと思っていました。
    しかし最近マキシブーストから始めたという人で私より対戦数が少ないのに銀プレ、勝率は六割超えという人と知り合い、衝撃を受けました。
    これを才能と言って片付けるのは簡単だと思います。ゲーセンの対戦ゲームは勝てない人が好きというだけで続けられるほど甘いものではないとも思います。

    前置きが長くなりましたが、この記事での初心者台の人々、負け確の人々が上手くなる、強くなるということは可能なのでしょうか?
    私は勝ちたいという一心で3000戦やってきて、本当に最初の頃は百連敗しました。
    大会や野試合の動画もたくさん見ましたし、ガンダムより文化が熟成されている格ゲー界隈の勝利論やキャラ選択論のブログ記事、プロゲーマーの本なんかも読んだりしました。
    その結果少しはうまくなったと思いますが、中尉止まりです。
    でも私より全然気楽そうにやっていて対戦数も少ないのに銀プレの人がいます。
    才能なのでしょうか、真面目になりすぎて肩に力が入っているのでしょうか。
    環境が悪いのでしょうか、狩ることのできるより弱いものがいないと勝ち癖はつかないのでしょうか。
    才能なのだとしたら弱い人がゲームをやる意味はなく、本来淘汰されてしかるべきなのに惰性で続けてしまっているということなのでしょうか。
    橋本さんも書き方から稼働初期より六割を常に超えてきたということだと推察いたしますが、スタートの所でついた差が埋まることはないのでしょうか?

    長々とまとまりのない文章を書いてしまってすみません。この思考がまとまっていないところが勝てない理由なのかもしれませんね。
    でも勝ちたいです。

    返信削除